何にもわからないまま僕らはやがて大人になってく




もういつかは思い出せない。

漫画だか小説だかで読んだことがある。

「人は人のために泣けない」

「例えば、友達が死んでしまって泣くのは友達を失った自分がかわいそうだから」

 

つまり「人は自分のためにしか泣けない」んだって。

これが本当のことかどうかはぼくにはわからない。

当たってるような気もするし、なんか違うような気もする。

 

でもこの文章にあるように

他人のことを第一に考えられるほど

人はそんなに綺麗なもんじゃないのかもしれない。

 

愛し合って結婚した夫婦ですら口を開けば自分の主張ばかり。

「わたしは努力してる。でもあいつは・・・」

「わたしはちゃんとしてる。でもあいつは・・・」

そういう夫婦なんてたくさん見てきた。

親子関係もしかり。

そんなのを見せられて思いやりが大事なんて言われても絶望的だ。

 

それでも心が穏やかなうちは少しは他人のことを考えられる。

だからぼくは穏やかな人間でいようと思う。

 

愛ってなんのかわからないまま僕らはやがて大人になってく。

自分自身のことだってわからないまま僕らはやがて大人になってく。

何にもわからないまま僕らはやがて大人になってく。

 

午前3時33分。

ぼくは泣いてる。理由もなく。

この涙は一体なんの涙なんだろう。

誰のための涙なんだろう。

 

そんなことを考えながらぼくはもう逝くことにします。

 

聞いてくれてありがとう。

おやすみなさい。

 

 

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