投資商品としての仮想通貨相場のシナリオは
① 調整は度々あるも右肩上がり
② 大暴落
③ ヨコヨコ
この三つになるかなと思います。
チャートは単純化すれば
上がる
下がる
ヨコヨコ
しかないわけです。
ヨコヨコも厳密には上がったり下がったりしてヨコヨコを作ってるわけですが。
思うに新規仮想通貨トレーダーの多くは
ファンダメンタルしか見てない気がします。
○○に上場する予定
○○と提携予定
○○さんがおすすめしてる等
でもこれらがすでに価格に反映されているのか、まだ織り込まれていないのか
それは誰にもわかりません。
ましてや仮想通貨市場という新しい市場の中で今の価格が高値なのか安値なのかは非常にわかりにくい。
BTCが50万円のときもバブルと言われていましたからね。
相場の世界ではファンダメンタルが全く通用しないこともあります。
株で言えば
良い決算でも株価が下がる
低PER,低PBR、高ROEでも株価がさらに下がる
というのはよくある話です。
日本最強の投資家BNFさんはこう語っています。
業績のいい企業の株でも下がったら負け。
気にしてもしょうがない。株価に織り込まれている。
つまり、どれだけ将来性があると言われてる通貨でも買った値段より
下がったら負けということです。シンプルですね。
1月10日現在、リップルの価格がかなり下落していますが
これをファンダメンタルで説明できますか?
できることにはできるんでしょうが
どういう理由をつけても後付けです。
ですので、短期で売買するならテクニカル分析は確実に武器になります。
チャートを見て自分で決めた価格まで下がれば機会的にカットすればいいのですから。
リップル1時間足。
下値を切り上げるアセンディングトライアングル。
そろそろ上抜ける。可能性がある。 pic.twitter.com/GLmpbHcbRb— HOC@賢明なる投資家 (@Hoc0088) 2018年1月8日
リップル1時間足。
下に抜けてしまった。ちくしょう。 pic.twitter.com/bWVJljjMST— HOC@賢明なる投資家 (@Hoc0088) 2018年1月8日
予想は外れましたが少なくともそろそろ上か下かどちらかに抜けていく未来は見えた。
このときは上に行くのが70%くらいかと思っていましたが。
逆に長期で見るならいっときの価格変動に動揺しないメンタルが必要です。
ファンダメンタルを見て長期投資してるのに
少し調整が入れば「暴落だぁ!」って騒ぐのは矛盾してる気がします。
これは仮想通貨の倍々相場が生んだ産物かもしれません。
多くの人が短期で上がるシナリオしか描けてない。
逆にいった場合のシナリオを描くのは当然なのにそれもしてない。
今後の予想としては
① 調整は度々あるも右肩上がり
なのですが
今の相場のように買いが買いを呼ぶ状況ではなくなったときに
どうなるのかを心配しています。
新規参加者は簡単に儲かるという理由で入ってきた人たちなので
チャートが落ち着いて新規参加者が仮想通貨投資はあんまり儲からないと資金を引きあげる。(新規参加者がいなくなる)
何らかの理由で(規制とか)急に暴落した場合、売りが売りを呼ぶ展開になる。
そういうリスクがあることは頭に入れておいたほうがいいかもしれません。
一つのシナリオを作ったら、その逆のシナリオも頭に入れておくとパニックを防げます。
「相場で想定外を作らない」
メンタルの話ですが、これはかなり重要だと思います。
これができないと投資の結果が実生活にも影響してしまいますから。