XIN CHAO!!ベトナムHOC便利軒のHOCです。
ベトナムで便利屋やってます。
「頼まれた仕事は極力引き受ける」をモットーに営業中。
ベトナムHOC便利軒とは?
今回の依頼は日本語教師。
もちろん引き受けました。
現在進行形でやっているのですが、今回も面白いことになってますので
報告します。
ということで
本記事は
ベトナムで日本語教師ってどうなの?
グレートティーチャーHOC
グレートティーチャーHOCのグレートな授業
の3本立てでいきます。
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ベトナムで日本語教師ってどうなの?
求人
はっきり言って日本人であれば誰でも日本語教師ができる気がします。
授業の質は置いておいて。
それほどあちこちで日本人日本語教師の募集を見かけます。
ぼくが日本語教師の仕事やりたいなぁ・・とFacebookで呟いたら
50件以上のオファーが来たほどです。
給料
なんかベトナム日本語教師の給料が低いっていう情報をあちこちで見ます。
相場は月給10万円くらい?
でもこの相場ってデタラメです。
今ぼくが教えてる日本語学校では
時給1500円以上もらえてますし、
時給2000円以上のお話ももらっています。
結局ベトナムはデタラメなんです。
まじめに「日本語教師の資格」を取って・・それからー
なんて言ってたらかなり遠回りです。(給料のことだけを考えた場合)
それよりも
「上手に教える自信がある。資格は関係ない」
「ぼくが教えた生徒はみんな試験に合格した」
「他にもたくさんオファーが来て迷っている」
なんて言ったもん勝ちです。
「月収10万では・・・ちと安いですな」と強気の交渉が功を奏します。
「日本語教師の資格はありますか」と聞かれることもありますが
「資格なんて戦場では全く役にたたねぇよ」とかっこよく言い返しています。
グレートティーチャーHOC
ぼくが教師をやっている学校では
授業をするにあたって特に何かを指示されることはありません。
一応「今日は第○○課」という計画はありますが、ぼくの担当は会話なので必ずしも教科書に沿う必要はありません。
つまり教え方は「自由」なのです。
おそらく日本語教師経験者がぼくの授業を見たら
「何やってんじゃあ」と怒りますね。
そのくらいグレートな授業だからです。
まず文法に対する質問のほとんどはその場で答えません。
日本語は普及して欲しい
日本語が普及して欲しい
日本語を普及して欲しい
この3つの文の違いはなんですか?
なんて聞かれても明確な答えなど調べなきゃわかりません。
生徒の疑問を潰すことも大切ですが、そこにたくさん時間を取られるのは・・と思ってしまいます。
なのでこの手の質問がきたらベトナム人の先生に振ります笑
ベトナム人の先生も日本語を勉強するときに通ってきた道だと思うからです。
経験がないから教え方が下手。
文法も教えられない。
かなり一生懸命やっていますが
一見すると最低な教師に見えます。
実際、授業方法が自由であるがゆえに何をしたらいいかかなり迷いました。
どう考えても教科書を読んでいるだけでは授業も盛り上がらず、
かわいい生徒たちの気持ちをキャッチすることはできません。
グレートティーチャーHOCのグレートな授業
ではどうしたらかわいい生徒のハートをキャッチできるのか?
そこで考えたのが接近戦の授業です。
完全なHOC的思想、極端なHOC的思考
を臆面もなくいけしゃあしゃあと植え付けるのです。
例えば今日は
「結果が全て」という考え方を熱く語りました。
あなたたちが何百時間学校に来ても
日本に留学しても
結果的に話せなければ何の意味もないという話です。
将来、日本語を使ってお金を稼ぐのが目的なのだから
日本語検定試験1級を取って日本語がペラペラになることが全て。
それ以外を目指すなら時間の無駄だと。
かなり過激な意見ですがここまで言い切るのには訳があります。
日本語を勉強しているベトナム人生徒は共通して
危機感がない。
そもそも、目標のために1日10時間勉強とか
恋人と会わないとか
好きなものを絶つとかそういう考え方がないんです。
明らかに本気じゃない。
日本に行けばなんとかなると勘違いしている。
自殺するほどに全てをぶっこんでやり込むという考え方は
ベトナム的ではないのでしょう。
「日本に行けばなんとかなる」という甘えた考えを何とかぶち壊したい。
日本語もろくに話せないなら日本でバイト先すら見つからないという現実をわからせたい。
警察官時代はベトナム人の事件を扱うことが多かったので
当時からベトナム人の生活を観察していましたが
ほとんどのベトナム人が日本に行ってもベトナムコミュニティの中だけで生活して
日本人の友達も作らない。
そんな状態で日本語を話せるようになんかなるわけがないんです。
ぼくが捕まえたベトナム人留学生の多くは日本語留学という看板を背負ってるだけで
全然日本語が話せない人がほとんどでした。
HOC塾の塾生であるからには
みんなが遊んで、自分が勉強してるという状態に優位性を感じてほくそ笑む。
目標を決めたらそれ以外のことを全て捨てて徹底的にやり込む。
そのくらいのマインドを持って欲しい。
だから一生懸命に伝えました。
でも無理でしたw
全然わかってねーw
みんな明らかにポカーン(´゚д゚`)
このようにぼくがいくら熱く語っても半分以上が「何言ってるんだこいつは」というリアクションです。
「家族や恋人と遊ぶ時間を削ってまで勉強する必要なんかない」
そういうことです。
日本語試験を取って日本企業に入って普通のベトナム人の2倍の給料取ってから
遊ぶのでも遅くはないでしょう。
先に遊ぶのはバカですよ。結果が出た後遊ぶのが賢者です。
なんて最後まで熱弁して授業が終わります。
もはや授業がどうというより
HOCマインドをひたすら伝え、それについてどう思うかの授業と化しています。
でもベトナム人がぼくに洗脳されることはなさそうです。
とはいえ、生徒の文法の質問にもパッと答えてあげたいですし
ベトナム語能力もパワーアップさせればよりいい先生になれると思います。
日本語も本当に奥が深い世界なので時間をかけてそれを勉強しつつ
ベトナム語の勉強もコツコツしつつ頑張ります。
生徒が日本と日本語を好きになって目標をもって学習できるようになること。
それが先生の役目だと思っています。