【ナポレオン・ヒル】思考は現実化するで成功する! 【おすすめ自己啓発】




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こんにちは。読書王のHOCです。

ぼくは自称自己啓発本マニアで、当時書店にあるほとんどの自己啓発本に目を通しました。

 

そのきっかけとなったのがこの

ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」

という本 です。

 

当時「なんかヤバいタイトルだな」と思って手にしましたがその内容に衝撃を受けました。

巷で出ている自己啓発本の内容はこの本に類似した内容や薄っぺらい内容のものが多く

読むに値しないものもあります。

「思考は現実化する」は自己啓発本の原点とも言える本です。

 

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ナポレオン・ヒル「思考は現実化する」

ナポレオンヒルとは

ナポレオン・ヒルNapoleon Hill [nəˈpoʊliən hɪl]1883年10月26日 – 1970年11月8日)は、アメリカ合衆国著作家成功哲学の提唱者の一人であり

『頭を使って豊かになれ(思考は現実化する)』(Think and Grow Rich)の著者として世界的に有名である。

ナポレオンヒルはナポレオンヒルプログラムという研究で20年間以上にわたり500人以上の成功者を研究

富と成功を人生で手に入れるための体系的な哲学をまとめあげました。

しかし、彼についてはレビュー等で否定的な意見もあります。

著作にある「500名以上の成功者、およびこれから成功する見込みのある者」とのインタビューを実際に行った証拠は発見されていない。

従って、彼の著作群は、実際の成功者へのインタビューに基づくものではなく、「創作作品群」であるといえる。

 

ネットビジネスの詐欺師になる為の本みたいな感じです。健全な生活をする人には、必要のない本です。まぁ読めば高揚感はあります。

などなど。

初めから否定的な目線で入る人にはこの本はオススメしません。

 

思考は現実化するというのは考えてもみれば当たり前の話で

「プロ野球選手になりたい」と思ってない人がプロ野球選手になれるわけがないように

「成功を手にしたい」と思ってない人が成功を手に入れられるわけがないのです。

 

「思考は現実化する」内容ピックアップ

この本は18章で構成されていて、日本語版で700ページ近くあります。

18章の構成は以下の通り

長いので構成に興味がない人はサクッと飛ばして下さい。

第1章 「思」 成功のための基本的な考え方
 思考は現実化しようとする衝動を秘めている
目標や願望を持つことが全ての達成の第一歩である。
心で考え、できると信じたことは実現できる。
 
第2章 「望」 成功のための第1のステップ
 願望の設定は、あらゆるものの達成の出発点である
アンドリュー・カーネギーは「願望実現の6か条」で巨富を手に入れた
自分で認めない限り、「限界」等というものは無い
 
第3章 「信」 成功のための第2のステップ
 願望の設定は、あらゆるものの達成の出発点である
信念は深層自己説得によって強化することができる
 
第4章 「復」 成功のための第3のステップ
 深層自己説得を活用する

 体系的な行動計画を立てる

設定した目標や願望を設定したら、具体的な行動計画を作ることが必要
計画づくりは「実践的な計画づくりに必要な4つの原則」に従う
最初の計画が失敗したら次の計画で実行すること
第5章 「専」 成功のための第4のステップ
 個人的経験と観察力を高める
意図的に専門的な知識を学ぶ
経験によって得られたアイディアを大切にする
専門知識やアイディアを活かす
 
第6章 「想」 成功のための第5のステップ
 脳の中に浮かぶ森羅万象の世界を活用せよ
私達に与えられている改良的想像力と独創的想像力を訓練により合わせて使うようにする。
成果を出すために、従来のアイディアや道具を組み合わせてみる
 
第7章 「計」 成功のための第6のステップ
願望を繰り返し感情を込めて読む(感情のこもっていない言葉では潜在意識に影響を与えることはできない
それを繰り返し繰り返し行うことが大切
願望が実現できた時の自分の姿を思い浮かべる
 
 第8章 「決」 成功のための第7のステップ
 速やかに決断せよ
失敗の最大の原因は決断力が欠如していること
決断は素早く行い、一度決めたことは変えない
 
第9章 「耐」 成功のための第8のステップ
 忍耐力を身につける
継続が目標や願望を実現させる
「忍耐力を身につける4つのステップ」で消極的な意識を取り除く
 
第10章 「協」 成功のための第9のステップ
 マスターマインドの力
「マスターマインド」とは計画づくりと実行に必要な人材のグループのこと
経験や教育、才能があっても、他の人々との協力が無ければ大きな富は得られない
 
第11章 「動」 成功のための第10のステップ
 モチベーションを生み出す魔法のアイディア
自分に与えられている報酬以上の働きをすることで、それ以上の報いがあることを理解する
今の仕事の中でリーダーシップが発揮できなければ成功には程遠い
 
第12章 「潜」 成功のための第11のステップ
 潜在意識は海面下の王国である
積極的な考え方を潜在意識に埋め込むことで、願望は全て達成される
人は自然と消極的な考えになる、積極的な感情を意図的に潜在意識に入れていくことが重要
 
第13章 「器」 成功のための第12のステップ
 頭脳は宇宙が宿る小さな器である
「潜在意識」と「創造的想像力」、「深層自己説得」の3つを応用することで、頭脳の働らきを劇的に高めることができる
 
第14章 「感」 成功のための第13のステップ
 第六感は英知の殿堂への扉を開く
成功するために第六感やインスピレーションを活用する 
感情が興奮している時に第六感が得られる
 
第15章 「転」 成功のための第14のステップ
 強烈な本能を創造的なものに転換せよ
偉大な成功を収めた人は強い性欲の持ち主だった
男性は女性によって動かされていることを理解する
 
第16章 「敗」 成功のための第15のステップ
 失敗も生き物である
10回以上失敗しても、努力が続けられれば、あなたの心の中に天才が芽生え始めている
どのような現実であれ、失敗と受け止めなければこの世に失敗は無い
 
第17章 「悲」 成功のための第16のステップ
 悲しみを通して魂にいたれ!
どんな悲しみもそれに見合う喜びを見出す要素がある
悲しみを恩恵として受け止めてみよう
 
第18章 「恐」 成功のための第17のステップ
 不安という名の7つの亡霊
心の中の不安を見つけ、それを取り除く
自分でコントロールできる唯一の「思考」を変え、否定的な考えを止める
健康を保つ
 
 
とんでもなくボリュームがあります。
 
 
あまりのボリューム故にさらっと読めば「何か良さげなことが書いてあるなぁ」で終わってしまう可能性があります。
 
 
しかし、「自分を変えたい」という信念の元、この本を何度も読みこめば必ず人生に変化があります。
 
 
ぼくがそうであったように。

 

序章 ナポレオンヒル哲学の第一原則

少しだけ本の内容に触れていきます。

 

まず

はっきりとした願望や目標を持つこと。

これがナポレオンヒル成功哲学の原理原則になります。

 

大脳は繰り返しの行為によってプログラムされることになっている。

朝起きたとき、日中、さらに就寝前にできるだけ頻繁に願望を思い浮かべる習慣をつける。

そのために犠牲にするのは「時間」であり、毎日30分願望や意識に集中する必要がある。

とナポレオンヒルは言います。

 

簡単そうなことではありますが、第一原則から実践できる人間は少ないと思います。

現代にはスマホがありますからね。

スマホにも触らず、30分間願望を浮かべる。簡単そうで難しい。

おそらくレビュー等で否定的な意見を書いた人はこの第一原則すら実戦していないでしょう。

 

第1章 思考は現実化しようとする衝動を秘めている

不動の信念に支えられて、願望(目標)を最後まで追求する、という強い意欲(モチベーション)が

あなたの人生を大きく左右することを心にとめておくこと。

そしてそのような脳力は誰もが持っている、ということも。

 

友達から「なんでHOCはそんなにモチベーションが高いの?」と質問されることがあります。

愚問ですねw「やる」と決めたからです。

一度決めたらもう迷はない。

一度決めたらあとはやるだけです。

何度悩んでも行動なくして何も解決しません。

 

会社に行くと決めたらあとはもう自動で会社に行きますよね。

無意識で通勤できるはずです。

この後、○○線に乗り換えて、駅を出たらコンビニを右に曲がって・・・なんて考えませんよね。

脳は本当に偉大で目標を脳に刷り込めば、無意識で動いてくれます。

 

ぼくで言えばブログを書いたり、トレードをすることにモチベーションが左右することはありません。

呼吸をするかのごとく作業できます。

「願望(目標)を最後まで追求する」と繰り返し脳に刷り込む。

それが浸透すれば「今日は会社に行きたくない」「やる気がでない」なんていう思考が入ってくる余地はなくなります。

 

とにかく「願望」を脳に刷り込むことです。

最初に

「プロ野球選手になりたい」と思ってない人がプロ野球選手になれるわけがない

と言いましたが、本当にその通りで強く望んでいないことが現実に起こるわけがないのです。

 

第2章 願望の設定は、あらゆるものの達成の出発点である

お金について、失敗するか成功するかの違いは以下のマインドにあるとナポレオンヒルは言います。

 

心の底からお金持ちなりたいという願望を持ち、その願望の成就のためにゆるぎない計画を立て

さらに決して心を他のことで迷わせない、という固い決意を持ってその計画を行動に移せば

願望は必ず達成するのである。

 

この章では巨富を築くための6か条が書かれています。

富豪になった自分の姿を頭の中で明確に想像する。

そうすれば、その実現はもう保証されたようなものである。

願望実現のための6カ条

1、あなたが実現したいと思う願望を「はっきり」させること。

単にお金がたくさん欲しいなどというような願望設定は、まったく無意味なことである。

2、実現したいと望むものを得るために、あなたはその代わりに何を”差し出す”のかを決めること。

この世界は、代償を必要としない報酬など存在しない。

3、あなたが実現したいと思っている願望を取得する「最終期限」を決めること。

4、願望実現のための詳細な計画を立てること。そしてまだその準備ができていなくても、迷わずにすぐに行動に移ること。

5、実現したい具体的願望、そのための代償、最終期限、そして詳細な計画、以上の4点を紙に詳しく書くこと。

6、紙に書いたこの宣言を、1日に2回、起床直後と就寝直前に、なるべく大きな声で読むこと。

このとき、あなたはもうすでにその願望を実現したものと考え、そう自分に信じ込ませることが大切である。

この6カ条はエジソンにより実際に試され、その実効性が証明されているとも書いてあります。

ナポレオンヒルは言います。

この6カ条を信じて実行しても、あなたに何のデメリットもない。と。

 

とにかく脳の機能をうまく使うことが大切で

願望をうまく設定することでお金持ちに近づくことができます。

 

第3章 願望の設定は、あらゆるものの達成の出発点である

潜在意識は肯定的な思考と、否定的な思考を区別できません。

つまり潜在意識は使い方によってプラスにもマイナスにも作用するということになります。

 

第3章では、否定的な思考の働きを表現している詩が紹介されています。

負けると思ったらあなたは負ける

負けてなるものかと思えば負けない

勝ちたいと思っても、勝てないのではないかと思ってしまったら、あなたは勝てない

負けるのではないか、と思ったらあなたはもう負けている

というのも成功は人の考えからはじまるからだ

すべてはあなたの心の状態によって決まるのだ

人生の戦いに勝つのは、必ずしも最も強い人ではない

最終的に勝利を収めるのは「私はできる」と思っている人なのだ

 

奇跡は自分を信じる力「信念」から生まれます。

 

おわりに

序章から第3章までをピックアップして要約しました。

本の中では具体的なエピソードに基づいてこれらの重要さが説明されています。

ぼくが買った「思考は現実化する」は文庫本サイズだったので

通勤中ずっとカバンに入れて持ち歩き、潜在意識に良い働きかけをしてくれそうな文には付箋を貼って

繰り返し読み続けました。

 

結果ベトナムに移住するという願望を叶えることができましたし

大学院にも進学することができました。

 

また、一人でも挑戦できるという自信を持つことができました。

自信というのは能力に対してではなく、「なんとかなる」という自信。

 

誰が自分のことを信じていなくても

世界で一人(自分)くらいは自分を信じてあげてもいい

のはないかと思えました。

 

自分で自分を信じられなければ何事も成せないということです。

この本はそのことの大切さを教えてくれます。

 

ぼくが常に携行していた文庫サイズの「思考は現実化する」です。

おすすめです。

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