続・ヒッチハイクに飽きてチャリで海に行ったらケツが破壊されて泣いた話




【この記事は約 5 分で読めます】

Xin chao !!ケツ王子HOCです。

大好評、自転車で果てしない冒険の旅へ!!【自転車で海へ行ってみた】

の続きです。

 

ヒッチハイクで海を目指した結果

生命の危機に陥ったぼく。

果たしてどうなってしまうのか。

無事に海にたどり着くことができるのか。

1話目はこちらから⇓

自転車で果てしない冒険の旅へ!!【自転車で海へ行ってみた】

 

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ホットコーラでピンチを切り抜ける

状況を復習します。

埼玉からチャリンコで海を目指す。

現在の場所は碓氷峠。

新潟はまだまだ先。

水の残量は0。

友達のアレックスが倒れた。

進むことも戻ることもできない。

 

この危機的状況を天才HOCは機転を利かせて切り抜けます。

そうっ!!

車に乗らないヒッチハイクです!!

 

ぼくは倒れているアレックスくんを片手で指差し、もう片方の手で親指を立てて車を止めます。

友達が倒れたアピール。するとやはり日本は親切の国。

ほどなくして1台の車が停止しました。ファミリーです。

「チャリで峠を越える途中、友達が脱水症状で倒れました。」

と説明し、水分が欲しい旨訴えました。

が、飲み物は全部飲んでしまってないとのこと。

 

まじか。。。。

 

とうなだれているぼくの表情は主演男優賞ものだったと思います。

しかし、絶望しているぼくの横でファミリーの坊やが

「トランクの中ににコーラあるよ」

と神の一言。

 

ぼうやっぼうやっ(^O^)/

 

ファミリーのママはぬるくてすみませんと言いながらトランクのコーラを譲ってくれました。

ええ家族や。日本はまだまだ捨てたもんやない。

 

ファミリーにお礼を言ってさっそく相方に超神水(コーラ)を飲ませます。

そざおいしそうに飲むんだろうなと思いきや

相方「ぶほっぶほほほっ」

 

超神水(コーラ)を吐きやがった( ゚Д゚)

 

そう。このコーラ。長い時間トランクの中で熟成されていたらしく

ホットになっていたのです。

 

あっつあつのホットコーラ。

新コーラとして商品化したい。

この発想はなかなかないはず。

普通の状態であればまず飲まないコーラ。

 

しかし、このホットコーラがぼくたちの命を繋いでくれました。

五臓六腑に染みわたりました。

 

そして相方のアレックスとぼくはなんやかんやありながらも

無事山頂にたどり着きます。

山頂が見えたとき、ぼくの頬に一筋の涙が流れたのは秘密です。

 

峠を超速でくだり無事長野県入り!!

上りに数時間かかって下りは30分以下でした( ゚Д゚)

 

近くのカラオケで泊まることにして2日目終了です。

 

チャリンコ旅最終日

朝、ぼくは体の異変に気付きました。

サドルとぼくのお尻が接すると激痛がするのです。

座ってペダルをこぐと足の上下運動でお尻が擦れます。

長い間ぼくのケツはこの擦れにさらされていました。

そのダメージの蓄積でケツが死んでしまったのです。

 

看板を見ると

「新潟まで100km」

みたいな絶望的な距離が表示されています。

 

ぼくはずっと立ち漕ぎをすることを決意。

そして、万が一お尻がサドルに触れてもいいように

愛用の浦和レッズタオルマフラーをサドルにグルグル巻きにしました。

それでもミリ単位でケツがサドルに触れると激痛。

これを人は地の獄と言います。

 

その後足も死にます。

ぼくは足が限界を超えるとどうなるか初めて知りました。

自転車をこいでるときは

「足が痛い」んです。

しかし、休憩しようと足の筋肉を弛緩させると

両足を同時につります。

ケイレン?のように足がビクビクしてつります。

その様はギャグマンガのようです。

 

一度チャリを降りるとなかなか足は復活しません。

ぼくたちはチャリからうかつに降りられない体になってしまいました。

満身創痍でひたすら新潟を目指します。

 

感動のゴール。そして。

その後、道を間違えてアレックスとケンカしたり、また山超えがあったり

紆余曲折がありましたがいよいよゴールのときを迎えます。

 

ゴールしたのは3日目の夜

ご飯を食べるときと寝るとき以外は自転車をこぎ続け

お尻と足が破壊されるという代償を負いながらも感動のゴール。

ゴールでは車で新潟に先着したメンバーが迎えてくれて祝杯をあげました。

 

しかし、軽い気持ちで出発したこともありメンタルはボロボロ。

足とお尻はもっとボロボロ。

そして海で2泊したあとは埼玉までチャリで帰らなくてはなりません。

 

ぜっかく海に来たのに絶望しかありません。

安眠できないほどの全身筋肉痛。

体のダメージは深刻で、2日間ほぼ旅館で過ごすという屈辱を受け

帰りの旅が始まります。

ボクは何しに海へ来たのでしょうか。

 

帰り道の様子は機会があったら書こうと思います。

みなさんお尻を大切に。

 

次回予告

帰りの道中でも波乱が起こります。

ぼくたちは生死の堺をさまようことになるのです。。。

ぼく「死んじゃだめだ!!生きろ!!生きて・・・埼玉に帰ろう」

アレックス「さよ・・なら・・てんさん」

 ぼく「アレックス―!!」
 
こうご期待!!
 
 
⇓自転車旅最終章はこちらから!!⇓
 

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