警察学校の真実~地獄級の厳しさ




Xin Chao!元警察官のHOCです。

ぼくが警察官を拝命したのは平成19年、26歳のときなのですが、そのころの警察学校はほんとうに厳しく、ぼくにとってはまさに生き地獄でした。

 

制服を着て現場に立つまでに警察学校という大きな関門が立ちふさがります。

その地獄の一部を紹介します。

 

ここが地獄だよ!警察学校

教官がパワハラの塊

教官はまさに鬼です。

当時、数百人の警察官が学校にいましたが教官に逆らう人間はです。一人も見たことはありません。

それほど圧倒的な恐怖を学生に与え、教官の指示は全て「はい」というように教育されます。

はっきり言って体罰は日常茶飯事でした。それに我慢できない人はドンドン辞めていきます。

ぼくの同期も卒業までに1~2割くらいは辞めて行ったと思います。

 

鬼というのはまさに言葉どおり鬼で、単に厳しいだけではないのです。「理不尽」なのです。

例えばなんでしょうか・・。

訓練を遅くまで引き延ばしお風呂の時間をなくすとか、腕立て500回等、常人には不可能なことを命令するとか。

教官自身できないとわかっているのです。しかし、できなければペナルティ。

根性がない人を振るい落とそうという狙いがあるんだと思いますが、これではいい人材も辞めていって当然です。

 

とういうより、根っから人をいびるのが好きで教官になったような、明らかに警察官としての資質に欠けた教官もたくさんいました。

そうなると訓練ではなく、ただのパワハラ我慢大会ですが平成19年当時の警察学校は本当にそんな感じでした。

 

過酷すぎる訓練

とにかく走ります。走って走って走りまくります。

ぼくは15歳からタバコを吸っていたし(すみません)高校時代から運動らしい運動をしていなかったので本当に地獄でした。

たった半年の訓練で入校時8分近くかかった1500メートルのタイムが5分台まで伸びるほどに走り込みました。

入校時のぼくと卒業時のぼくが走れば300メートルトラック1週の差をつけて卒業時のぼくが勝つということです。

まさに地獄のトレーニング!持久力がついたというよりも根性でタイム伸ばした感じもします。

 

他にも腕立て、腹筋、スクワット、柔道、剣道、逮捕術、課外のランニング。

入校してしばらくは筋肉痛がひどすぎて、朝起きると身動きとれないくらい体が痛みました。

全く誇張表現はしてません。本当に経験したことのない全身筋肉痛でした。

疲れすぎて目をつぶれば3秒で落ちる日々です。

盾を持ってのランニングでは重い盾を支えきれず倒れ、何度も砂を食べました。

そのたびに教官から罵倒されました。蹴っ飛ばされました。

この厳しい訓練も退職者を多く生み出します。

 

厳しいルール

警察官がもつ持ち物は税金で購入したもの。すなわち自分のものではありません。

階級章を止める裏ネジ1個でもなくなれば全学生を動員してネジを捜索します。

ネジですよ、ネジ。

それを探すのに数百人の学生が懐中電灯を持って広大な校内を探すんです。

 

ネジ無くしのペナルティはクラス連帯責任の外出禁止とか。

土日の外出は警察学校生にとって希望そのものです。

外出して彼女に会う、おいしいものを食べる、実家に帰る、そのことだけが生きる希望なのです。

それを取り上げるということは「死」も同然です。

 

このペナルティで彼女に振られる者、退職する者が続出します。

ぼくの4人しかいない部屋員も「彼女に会いたい」とこの外出禁止を理由に辞めてしまいました。

もちろん当時は携帯も自由に使えません。夜になると没収。

スケジュールが詰まり過ぎて、もし持っていたとしても使う暇もないですが。

 

髪型もとうぜん男子は全員スポーツ刈りでした。

 

厳しい上下関係

警察社会では先輩の命令は絶対だと叩き込まれます。

ぼくたちの期を指導してくれた先輩は高卒の期。みんな18歳、19歳です。

当時ぼくは26歳。18歳の先輩は年上にも敬語は使いません。

すごい偏見かもしれませんが社会経験を持たず警察学校に入校してしまうと見事に教官に洗脳される率が高まると思います。

ですのでぼくは高校卒業後、すぐ警察官になることはおススメしません。

長い人生です。一度どこか警察以外の組織に入って社会人経験を積んでから警察官になっても遅くはありません。

 

洗脳されたかれら(高卒18歳、19歳先輩たち)は警察学校が世界のすべてであり教官は「神」です。

「先輩の命令は絶対」というルールをいいことに理不尽さを爆発させます。勘違いします。

 

毛布のたたみかたが3ミリずれてるとかで腕立て50回させられたときもあります。

そのときは夜の先輩指導だったのですが、夜になるまでに教官にさんざんしごかれたせいで腕がすでにパンパンです。

案の定ぼくの腕立ては手足がブルブルして腕を曲げてから戻れません。

俗に言う狂牛病状態

そのときは10歳近い年下に大笑いされました。

THE 屈辱

警察組織には「警察の常識は世間の非常識」という格言があるほどですが洗脳組はそれすら気づかないのです。

 

終わりに

いかがでしょう。少しでも警察学校がすごいところだと伝われば幸いです。

現在は時代に合わせてマイルドになったようですが。

おそらく、親からの苦情とかがしこたま入ったのでしょうw

 

しかし、地獄の警察学校にもいいことはあります。

一緒に地獄をくぐり抜けた分、同期の結束は半端なく強いというのがその一つです。

あれだけ嫌だった警察学校も卒業を迎えるときには名残惜しい気持ちになります。

ぼくは号泣しましたね。男泣き。

こみ上げるものを抑えきれませんでした。

 

こうして卒業した警察学校生たちはそれぞれの所属に散らばり交番勤務に従事することになります。

その話はまたいつか。

 

そのほかの警察関係記事はここをクリック!!^^