警察官時代のパワハラで人間不信になった。それでも警察官で良かったと思った。




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Xin chao!ベトナムに移住したHOCです。

本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ

出典 重力ピエロ

ということでぼくが警察時代に受けた壮絶なパワハラをランキング形式で、そして極力明るくお伝えします。

 

今となっては過去のことなんてどうでもいいですが

当時は筆舌にしがたい苦しみを味わいました。

 

他の警察官の方でも

こんなパワハラを受けた人は少ないんじゃないのでしょうか?

 

自殺したいというより

相手に向けての殺意が強かったのを覚えています。

本当にパワハラなんて

百害あって一利なしのふざけた行為だと思います。

3位 年中無休パワハラ

3位はブラック企業定番の過労パワハラです。

この時の勤務は留置場内の看守で24時間勤務でした。

 

経験したことがない人が多いと思いますが

朝出勤し次の日まで帰れないというのは

体力もメンタルもかなり消耗します。

 

留置場内には基本的に罪を犯した人しかいないので独特の雰囲気です。

場内の被疑者はすることがないのでクレーマーと化します。

 

たまらんですよー。まじで。

 

例えば1室から順番にお弁当を配っただけで暴れたりします。

「8室が1室よりご飯が配られるのが遅いのは納得いかない」

とブチギレます。

 

また、みんな外に出たいので

「頭痛い」

「お腹痛い」

「眠れない」

と吠えまくりなんとか病院に行こうとします。

 

そう言われると99、9999%ウソだと分かっていても

万が一があるので病院に連れていかないわけにはいきません。

病院に行くのは正直面倒くさいのです。

まず病院に事情説明。

先生の都合の良い時間で予約。

手錠や縄を準備し、逃走防止のために最低2名でサンドイッチ体制、帰ってくれば薬の管理、書類作成。。。。

そんなこんなで相当ハードなのです。

夜中に仮眠時間が設定されてはいますが逮捕事案があった場合、その被疑者が留置場に入る手続きをするため寝ることはできません。

ぼくのいた所属は県下一、ニを争う犯罪の多いところで仮眠できないことはしょっちゅうありました。

しかしながらこれは看守としての仕事。

文句は陰に隠れてからの「ファッQ!!」くらいしか言いません。

 

普通に働いてもシンドイということがおわかりいただけましたか。

 

ただでさえテンションの下がる地味な勤務に加え、ぼくはパワハラによって

当直勤務⇒夕方まで帰れない⇒次の日日勤⇒当直勤務⇒夕方まで帰れない⇒次の日日勤

という勤務を強いられました。

休み0です。

 

想像してください。

朝7時に出勤して次の日の18時まで帰れないという勤務を!!

こんな勤務が延々と続いたんですよ。

過労コンテストがあったら絶対優勝できます。

 

実際同僚は過労で倒れたりもしていました。

 

それでですね。

この休みなし勤務は課長指示なのですよ。

ではなぜにこんな不当な労働をぼくに課すのか。

 

もし留置場内で首つり等の自殺事案逃走事案があればその責任は課長にも降りかかります。

課長は万が一にも自分が責任者の間にそのような不祥事を起こしたくないのです。

ぼくが帰らなければ+1名で留置場を監視できるので不祥事の発生確率は下がります。

 

また、看守を通常より多く配置をすることで場内の清掃も行き届きます。

署長が留置場の視察にきたときにお褒めの言葉をもらいたいという理由で徹底的に清掃をさせられていました。

課長の保身ですね。

 

泊まり勤務を終えて帰るときの課長の言葉がトラウマです。

「HOCくん。一応明日も出てきてくれる?何もなければ早く帰れるから。」

完全キチガイ。一応ってなに。。。

月の残業時間は200時間は超えてましたね。

過労死はすぐそこまで来ていたと思います。

それでも課長に嫌われたら刑事課に入れないと思い込んでいたぼくは死を覚悟して最後まで耐えました。

 

この過酷さで3位!

死にそうになっても3位!!

もっとすごい2位はなんなのさ(*´Д`)

 

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2位 オールデイズ「辞めろ」

これはキツイど(*´Д`)

毎日毎日「こんな使えないおまわり初めてだ」「辞めちまえ」

みんなの前で「こんな使えないおまわり初めてだ」「辞めちまえ」

可愛い婦警さんの前で「こんな使えないおまわり初めてだ」「辞めちまえ」

文章にすると臨場感が伝わらないのが残念です。

一生懸命している仕事に対してこの言われようはショックという言葉では足りません。

 

このパワハラ上司はデブフケがたくさん出てて声がカン高いのが特徴です。

そしてカン高い声での「ふざけんじゃねーよ!!」が口癖です。

ぼくはこいつをコードネーム「チャーシュー」と呼んでいました。

 

周りも「チャーシュー」の矛先が自分に来るのを恐れて助けてくれない中、たった一人理解してくれた先輩がいました。

その先輩がいなければたぶんぼくは夜中チャーシューを待ち伏せしてフルボッコしてたと思います。

 

そのくらい限界でした(*´Д`)

 

もうね、あまりに「辞めろ辞めろ」「バカバカ」言われて頭がおかしくなっていました。

 

「こいつがいなくなりさえすれば笑って死ねる」

というドロドロした感情が常にありました。

 

ぼくが真剣に悩んでると、先輩がゲラゲラ笑いながら言うんですよ。

「HOCさん!チャーシュー殺そうwwwwwwww」って。

 

「今チャーシューに甘い物大量に食わせてるから!ちょっと待っててwww」

そう、殺害の仕方は糖尿病殺人。

チャーシューは糖尿病の気があるのにも関わらず甘い物が大好きなのです。

先輩はぼくの様子を見ながらいつもいつもチャーシューに甘い食べ物をプレゼントしていました。

チャーシューが本当に糖尿病かどうかは知りませんし、甘い物を多く食べたからと言って本気で死ぬなんて思っていません。

でも、でもね、その先輩がぼくの不幸を笑い飛ばしてくれたことで本当に救われました。

 

毎回先輩がお菓子を持って交番にくる姿はマジおもしろいw

「今日はカロリー高いの持ってきたからwwwwwww」

ってぼくに耳打ちした後に

「係長!(チャーシュー)ドーナッツ買ってきましたよ!早く食いましょう!!w」

 

先輩。どうもありがとうございました。あなたは命の恩人です。

 

長文になってしまいました。溜まってたものが出ましたね。

パワハラの話はまだまだ書けそうなので次回に続きます。

 

栄光あるパワハラ話第1位はこちらから!!!

警察官時代のパワハラで人間不信になったり。それでも警察官で良かったと思ったり2

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