シンチャオ!ベトナム在住ほぼ3年のHOCです。
当ブログの読者から
ベトナムで日本語教師ってどんな感じですか?
という質問があったので、お答えしていこうと思います。
主観的な記事になりますが
・ハノイの日本語学校で2年間アルバイト
・送り出し機関の日本語センター校長
・GTO全話視聴
の経験がありますので記事の信頼性の担保になると思っています。
<検定合格率57.4%>「NAFL日本語教師養成プログラム」スポンサーリンク
ベトナムでは資格がなくても日本語教師になれるのか
ボクの前職は警察官だったので日本語教師の資格はありません。
そんなボクでもベトナムで日本語教師になれたので
結論から言うと
資格がなくても現地採用なら日本語教師になることができます。
しかしながらベトナムでは日本語教師の資格が必要ないかといとそうではありません。
あるならあったほうがいいです。
理由は以下の通り
・資格をもってない日本語教師との差別化
ベトナムでは日本人日本語教師が不足していますので
「日本人である」というだけで日本語教師になれちゃったりします。
専門性がなく片手間でやってる引退したおじいちゃんと
日本語教師をやるためにしっかり資格をとった人の実力差は歴然です。
無資格でも10年以上日本語を教え続けているという人とかなら話は別ですが
基本的にはやっぱり有資格者のほうが上手に教えることができると思ってます。
そのため、しっかりした日本語学校では「資格の有無」を問うところもあります。
・日本人からのバッシングを受ける可能性がある
ボクは日本語教師の資格を持っていませんが
先輩の授業の見学したり、勉強会に参加したり、ベトナム語を使って説明を加えたり
授業準備にかなり時間を使ったり
自分なりに情熱を持って頑張ってやっていましたが、どこぞの日本人からちょくちょく
「資格もないのに先生やってんじゃねーよ」
って批判されました。
資格信者の人はいかなる理由があろうと資格がない人は認めません。
そういう人からのバッシングは資格を取ることでしか止められません。
・日本語教師の経験を日本に帰ってからも使える
無資格でいくら経験を積んでも、資格がなければ
日本に帰ってからその経験をなかなか活かすことができません。
また、数は少ないですが
ベトナムにある日系の日本語学校で働きたければ
資格はマストなはずです。
他にもいろいろ理由はあると思いますが、もろもろ考えると
ベトナムでも日本語教師をするなら日本語教師の資格はあった方がいい
のは間違いないです。
<検定合格率57.4%>「NAFL日本語教師養成プログラム」ベトナムでの日本語教師の待遇
ベトナムでの現地採用日本語教師の待遇は決していいとは言えません。
まずIT業界や駐在さんと比べると給料が低い。
日本語教師の給与は
5万~20万くらい
アルバイトだったら
時給500円~2000円
このあたりが相場かと思います。
20万を超えてくるのはレアケーズで
月収10万円程度が平均だと思います。
この額は体感ですが割りと信頼性はあると思っています。
というのも、以前無職になったとき
フェイスブックを使って就職できる日本語学校を探したのですが
かなりの学校から「ウチではたらいて」というお誘いを受けました。
あまりに多く誘いがあったためまず給料で足切りしたんですが
そのときの給料幅が上記の額でした。
思うのは、結局、最初の交渉が全て。
いかに良い職場を探すかが大事だと思います。
ボクの場合は
資格はないけど、ベトナム語が話せる!
Facebookから学生を集客できる!
ベトナムが好きでベトナムに移住したので
留学中の大学生のアルバイト、引退したおじいちゃんのお小遣い稼ぎとは違う!
というところを強調して給料を上げることができました。
職場を決めるときは
家賃補助はあるのか
テトボーナスはあるのか
昇給はあるのか
有給はあるのか
VISAの費用はもってくれるのか
給料以外の待遇も含めて選んで下さい。
このあたりを適当にすると高確率で足元をすくわれます。
ベトナムでの日本語教師の難しさ
ボクがベトナムで日本語教師をやってみて
一番難しいと思ったところは
モチベーション維持の難しさ
です。
なにしろ給料が低い。
仮にいっとき時給2000円をもらっていても
生徒が集まらなくなった
安く雇える日本人が見つかった
そんな状況になれば即契約を切られることもあります。
不安定な環境、立場ではなかなかモチベーションはアップできませんよね。
以前勤めていた学校で、学校運営を自分事としてまじめにやりたいので
経営的な部分、カリキュラム作成にも携わらせて欲しいとお願いをしてOKをもらいましたが
その返事とは裏腹に学校運営に関する数字的な部分は最後まで見せてもらえませんでした。
・給料が低い
・学校の方針として
「日本人は会話の部分だけ教えてくれればいい」
といった環境ではなかなか
モチベーション維持は難しいかもしれません。
ベトナムで日本語教師ってどうなの??希望はある!
話をまとめます。
・日本語教師をするなら
日本語教師の資格は極力とった方がいい
・現時点で給料はそんなに高くない
給料についてですが
これはあくまでも現状の話であって
今後は変わっていくと思っています。
がっかりしないでください。
これから日本語教師の可能性の話をします。
依然として日本に行くベトナム人の数は増加傾向にありますし
「特定技能」という在留資格が新設されて
ベトナム日本両国で日本語教師の需要は高まっていくのはほぼ確実です。
実際に平成29年度の日本国内における日本語学習者は239,597人となっており
平成28年度(217,881人)より
21,716人(10.0%)増加しています。
すでにベトナムには相当数の日本語学校があるので
転職先が全く見つからないという事態にはなりにくいというのは強みです。
また、近未来を予想すると
AR,VR,5G等の技術により
国をまたいでも
タイムラグが全くなく、かつ面前で授業を受けているのと同じクオリティで
学生が授業を受けることができるようになります。
そうなったときは現地にいるショボい先生ではなく
日本にいる有名講師の授業を受けることも可能なわけで
本当に質の高い授業をする先生が国境を越えて評価される時代がくると思っています。
当然、そういう先生の単価は高騰していくので
月収1000万の日本語教師なんていうのもでてくると思っています。
そうするとその先生は日本でなくても、もはやどの国に住んでもいいわけです。
インターネットで教えられるわけですからね。
ボクだったら税金が0の国にでもいって優雅に暮らします。
そこまでいかないとしても、将来、日本から出たいと思ったときに、日本語教師の資格があれば
海外で働くというもう一つの選択肢ができます。
はっきり言ってこれはかなりグレートなことです。
日本でも働ける
海外でも働ける
そしてそれを自分の意思で決められる
という状況はかなり精神が安定します。
知り合いの日本語教師は日本で時給5000円もらっていると言っていました。
給料についてネガティブな意見を言ってきましたが
物価が安いベトナムで時給2000円、日本で時給5000円
とれればどちらの国でもフリーで生活していくことも可能です。
自分の努力次第ではありますが
冬はあたたいベトナムで、夏は日本で働くなんていう生活も夢ではないわけです。
教師という職業は無限の可能性とやりがいを秘めてると思います。
AI化がいくら進んでもロボットには
日本の素晴らしさ、日本人の精神、日本語のおもしろさ
人間的な曖昧な部分は教えられません。
日本語教師に興味がある方は
・本業のため
・副業のため
・将来のため
に資格取得をおすすめします。
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