Xin chao!HOCです。
ぼくは2016年6月にベトナムに移住をし、同年8月に大学院に入学しました。
30歳代で大学院に進学するか迷ってるという人の話は聞いたことがありますが36歳、しかも海外の大学院に入学するというのはかなりレアなケースではないでしょうか。
では、なぜぼくが年老いながらも大学院に入ったのか。その理由を説明します。
目次
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大学院に入った理由
俺スゲーがしたかった
はっきり言って自己満足です。
とはいえ海外一人ぼっち生活なので自慢する人もいません。俺スゲーしたいのは自分自身にです。
ぼくは公務員を辞めてベトナムに来ました。
来た時点ではなんのビジネスも持っていませんし、ただのおっさんです。
これでもし何もせず日本に帰ったらただの思い出作りになってしまいます。
それが一番怖かった。
なんというかベトナムに来た爪痕を残したかったのかもしれません。
ベトナムで誰の協力も一切受けず大学院に入り卒業することができれば自分の自信になると思ったのです。
学歴コンプレックスがあった
ぼくは高校時代から勉強した記憶がありません。
唯一勉強したのが大学受験ですが試験3か月前くらいからです。
努力ができないウンコマンでした。
それでいて根拠のない自信を持っていたのだから救いようがありません。
「おれは勉強しなかっただけで本気を出せば東大にいける」なんて本気で思ってました。
いわゆる真正のバカです。
そして社会人になって気が付きました。
「どこ大学卒業?」と言われる機会の多さに。
そして履歴書にももれなく最終学歴欄があります。ぼくはその度にコンプレックスを感じていました。
卒業まで頑張ればこの十数年間のコンプレックスがなくなるならば数年は地獄を見ても構わないと思い入学を決意しました。
希少性
普通の日本人は発展途上国ベトナムの大学院に入ろうなどとは思いません。
現にクラスに日本人はいません。いるのはベトナム人、中国人、韓国人、タイ人、ロシア人、ウクライナ人。
何の情報もないぼくの大学にたどり着ける日本人はそうそういないでしょう。
ちなみにぼくは一緒にサッカーをしていた学校関係者のおっさんを端緒に最高責任者までたどり着き直接入学の交渉をしました。
東大生は毎年3000人誕生していますが、ぼくの大学を卒業する日本人は10年に1人くらいのものでしょう。希少性はんぱない。いいですねー。
36歳独身オスがベトナムの大学院に入ってみた感想
みんな若い
30代なんてぼくだけ。しかし、ベトナムの風に吹かれているぼくは年齢など気にしません。
誇り高い
大学院で勉強してるんだと思うと誇り高い気持ちになります。不登校ニートがよくここまできたなと。
しんどい
講義はすべてベトナム語。そして毎週レポート提出。ついていけず単位落としてます。
スケジュール管理が雑
突然土日講義やるとか、課題提出と言ってきたりとか。ベトナム人講師の気分で全てが決まります。
ウクライナ人かわいい
クラスメートのソフィアちゃんかわいい。金髪でスタイル抜群。
大学院進学で迷っているおっさんたちへ
迷ってるなら行動することをおすすめします。
入ると決めれば後は行動するだけです。意味ないと思ったら辞めればいいんですから。
どうあれ行動すればスッキリします。
ぼくは夜間のコースなので仕事後に大学に行っています。
仕事との両立は大変ですが入ってしまえばとりあえず行くしかないのでゴチャゴチャ考えずにすみます。
大学院に入るか入らないか迷って時間が過ぎるよりは有意義です。
大学院卒業後にいい会社に就職できるか不安に思う人もいるかもしれません。
ぼくは卒業後もどこかに就職するつもりもないので今勉強していることがどこかで使えるわけではありません。
実益を考えれば意味はないかもしれません。
でもそれはそれでいいのではないかと思っています。
どんな分野であれ頑張って勉強したことに意味があるのですから。
「大学院なんて意味ない」と言ってくる外野はすべて無視しています。
ぼくにそう言ってきた人たち全員が大学院に行ってませんから。
それに人に意味ないと言われて足を止めるようならばきっと卒業なんてできません。
そんなに甘い世界ではないです。
大学院入学を批判してくる人の批判の多くは「意味がない」というものでしたが
てんで的外れです。
あなたの去年の一年間は「何の意味があって誰にどういう影響を与えたのか」と逆質問したい。
別に行きたいから行くだけであって、全員が意味を求めてるわけではありません。
ぼくにとってはディズニーランドに行くの同じことです。
それに、逆説的ですが
仮に意味がなかったとしても、ベトナムの大学院進学はなぜ意味がないのかと体験出来た時点で意味はあると考えます。