こんにちは。元警察官のHOC(@Hoc0088)です。
本記事はボクの警察官9年の経験から
警察官になるために有利な資格・スキル
を紹介します。
そしてそれらの資格・スキルは
警察官になった後も必ず自分を助けてくれるものなので
超おススメです。
ズバッと結論から言いましょう!
役に立つ資格・スキルは下記の通りです。
2 ITスキル
3 武道・格闘技
4 大型免許
5 暗記力
ボクは採用担当ではなかったので
実際のところどれくらい加点があるかは明言できませんが
上記スキルは警察官になった後も必ず役立ちます。
ボクが強調したいのは試験時における加点ではありません。
はっきり言って上記スキルを持っているのと持っていないのでは
警察官になったあとの待遇が全然違います。
星の数ほどいる警察官の中で一目置かれる存在になるのは
本来非常に難しいことですが、特殊スキルがあれば話は別です。
希望する部署にも行きやすくなります。
ボクもベトナム語を習得してから
パワハラを受けなくなりましたし
昇任もできましたし
頼りにされていると感じて、より仕事にやりがいを感じることができました。
スキル万歳です。
上記スキルがどのように役に立つのか一つずつ説明していきます。
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語学スキル
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都道府県によって加点の幅はあるかと思いますが
TOEIC等の語学資格スキルは有利に働きます。
警視庁の加点対象は以下の通り(2018年)
英語 | ○ 実用英語技能検定(英検):2級以上 ○ TOEIC:470点以上 ○ TOEFL <iBT>48点以上 <PBT>460点以上 <CBT> 140点以上 ○ 国際連合公用語英語検定(国連英検):C級以上 又はこれらに類するもの |
中国語 | ○ 中国語検定:3級以上 ○ 漢語水平考試:4級以上 ○ 中国語コミュニケーション能力検定(TECC):400点以上 又はこれらに類するもの |
韓国語 | ○ ハングル能力検定:準2級以上 ○ 韓国語能力試験:4級以上 又はこれらに類するもの |
語学力が堪能な人には特別採用枠がある都道府県もあります。
堪能とまではいかなくても語学スキルがあると
交番に外国人が訪ねてきたときなどにとても頼りにされます。
例えばベトナム人が交番に来たけど何を言っているか全くわからない。
そんなときに
A巡査「HOCさんがベトナム語できますよ、係長」
B係長「HOC半端ないな!!あいつは優秀だ!!」
みたいな流れに勝手になってくれます。
さらにそういう噂は署内に流れます。
署員「HOCさんベトナム語話せるらしいよ!すごいねー!!」
そんな感じで採用時の加点だけではなく
語学スキルがあると周りがヨイショしてくれるので非常にお得です。
特におすすめは中国語とベトナム語です。
一昔前は中国でしたが最近ではベトナム人犯罪の増加が顕著だからです。
王道ですが、英語を話せる警察官がいれば周りも心強いはずです。
シェーン英会話は月々定額の月謝制の英語スクールなのでおススメです。
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ITスキル
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警視庁の加点対象は以下の通り(2018年)
ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者等、経済産業省管轄の国家資格又はこれに類するもの
ITスキルというと大げさなほどでなくても
Word、Excel、PowerPointを使えると良い感じです。
深い知識があればサイバー犯罪捜査の部署なんかからも声がかかる可能性があります。
ボクが警察官になった頃はまだ手書きで調書を書く人もいましたが
現在の書類作成はほとんどパソコンを使うのでブラインドタッチもかなり有用なスキルです。
また、ITスキルがあるとITやパソコンの知識が全くないおじさん警察官から頼りにされます。
パソコンが固まった!
プリンターの設定ができない!
文字がカタカナになっちゃう!
おじさん警察官はパソコンを使うとすぐに困りごとがでてきます。
そんなときにさっそうと解決できれば株が上がり良好な人間関係が築けます。
武道・格闘技
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警察官が必ずやらなければならない
柔道・剣道の有段者は採用の際、加点対象になります。
警視庁の加点対象は以下の通り(2018年)
柔道又は剣道 その他の武道 |
初段以上 |
スポーツ歴 | 全国規模で行われる大会で、日本選手権、国民体育大会、大学選手権、全国高校総合体育大会及びそれに準じる大会の出場経験又はこれに類するもの |
このスキルは、あってまず損はありません。
署内の柔剣道大会があれば必ず選手に選ばれてしまうとか
めんどくさいこともあるかもしれませんが
それもいい意味でとらえれば目立つチャンスです。
また、警察学校では柔剣道の試験があり点数がつきます。
有段者は高い点数が約束されているのである意味ドーピングです。
ガチンコで警察学校生が1点単位で成績をせめぎ合っている中で
+5点でもあればかなり有利です。
警察学校では成績に順位がつき、それが卒業後までも影響してくるので
武道加点はぜひ欲しい飛び道具です。
資格ではありませんが
柔剣道以外でもスポーツをやっていた人は色々お得です。
ボクは数年のニート生活の後警察官になったので全く走れませんでした。
警察学校生活は体力勝負なので
ボクのようにスタミナのない人間は寮に戻ると精も根も尽き果てて勉強もできないし
運動系の科目の成績も悪くなってしまいます。
警察組織自体が体育会系のノリのため
部活で鍛えられた上下関係の厳しさや根性は必ず役立ちますし
24時間勤務もあるため仕事も体力勝負です。
大型免許
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大型免許に関してはボクの知る限り採用試験時の加点はありません。
しかし、バイクの大型免許があれば白バイ隊員に
自動車の大型免許であれば機動隊員や警備課員になるのに
多少有利になります。
大型のトラックとかバスを運転できる大型免許は
機動隊のような部隊活動をするところや、たくさんの警察官をある地点に
運ばなくてはいけないときに重宝されるからです。
大型免許は警察官になってからも取ることはできますが
初めから持っていれば多少のアピールになるかもしれません。
ちなみに2輪の免許は全員取らされます。
警察で必要なのは「小型限定普通二輪免許」で、125cc以下のバイクに乗ることができるものです。
しかし、はっきり言ってこんな限定的な免許は警察以外では必要ありません。
どうせなら、400cc以下のバイクに乗ることができる「普通二輪免許」を取った方が
日常生活でもかっこいいバイクに乗れるのでおすすめです。
2輪免許は時間に余裕がある人は取っておいた方がいいです。
免許がない人は警察学校入校中に取ることができますが
絶対に落ちれないというプレッシャーもすごいし、時間も削られます。
先に説明したITスキルや柔剣道に比べたら重要度は低いです。
暗記力
![](https://vietnamhoc88.com/wp-content/uploads/2018/05/policeman_01-300x300.png)
これは資格とかスキルではありませんが
暗記力を鍛えておくと凄まじい恩恵が得られます。
警察学校の試験や昇任試験は暗記大会だからです。
ほぼ暗記力を競う試験と言っても過言ではありません。
論文試験は膨大な法律や判例をいかに丸暗記できるかが勝負です。
極論を言ってしまえば法律について全く理解していなくても
それを単純に丸暗記さえしてしまえばいい点数が取ることができます。
偉い人のプッシュで受かったり、勤務態度に問題があって落ちたりはあるかもしれませんが
暗記ができて有利なことは間違いありません。
逆にどれだけ仕事ができても暗記力がないと
試験で良い点を取るのが難しいため昇任の足かせになります。
警察学校の成績は卒業後もずっとついてまわります。
これから警察官を目指す人は必ず暗記本を読んで臨みましょう。
ボクは暗記の手法についての本を読み漁ったマニアなのでおススメの本を紹介しておきます。
やみくもに暗記するのと、テクニックを使って暗記するのでは全然暗記効率が違います。
警察官採用試験に合格してから、警察学校に入校するまでの過ごしかたで成績は相当変わります。
つまり過ごし方を間違えると入校した時点で勝負あり。
頑張っても挽回できないなんていう可能性もあります。