こんにちは。ベトナム移住HOCです。
本記事ではベトナム語初学者のためにベトナム語発音の極意を伝えます!
まず、インターネットにあった発音説明をご覧ください。
aの発音の説明
日本語のアよりも顎を大きく開け「エ」を言う時のように舌を前に出します。
âの発音の説明
日本語の「ア」より顎を閉じ舌をやや前に出して「ア」と「オ」の中間のような音にします。
わかりますか?これ??
顎を閉じ??舌をやや前に出して・・・?
「エ」を言うとき舌を前に出してるか・・??
書いた人には失礼かもしれませんが
この説明で正しい発音が出せる人いるのかは疑問です。
正しい発音ができたとしても「â」を発音する度
この形を実行するの辛くありませんか?
母音だけでも12個あるんです。
12通りの口の形、舌の位置を
一瞬でできようになるためにはどれだけ時間がかかるのでしょう・・・。
少なくとも普通の社会人にそんな時間があるとは思えません。
多くの人はその前に挫折するでしょう。
ベトナム語の発音は日本人にとって大きな壁になります。
なぜベトナム語の発音が難しいのか?
↓説明はこちら↓
思いっきり極論を言ってしまえば
ベトナム語は発音が全てです。
発音をクリアすればもうゴールはすぐそこです。
それほどベトナム語では発音が大切です。
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ベトナム語発音は完璧を目指してはいけない理由
初学者に最初に言っておきます。
絶対完璧を目指さないでください!!
ベトナム語を2年勉強。
仕事でそこそこベトナム語を使うこと3年。
その後、ベトナム在住2年(ベトナムの大学院で勉強)。
7年間ベトナム語に触れているボクでも
ベトナム人からは「理解できるけど少し違う」
と言われる有様です。
発音練習はベトナム語を習得する上で
もちろん欠かすことのできない勉強ですが
7年経っても完璧にたどり着けないボクのような人もいるので
初学者が完璧な発音を目指すのは得策ではないです。
発音の基本を理解したあとは
アウトプットしながらだんだん周りの音と合わせていくくらいでいいと思います。
完璧を目指した結果
ベトナム語を話せるようになる前に挫折して辞めてしまったら意味がありません。
日本人が英語を話せない理由も
ここに起因してるというのが僕の考えです。
完璧を目指して結果話せないなら
7割の完成度で話せたほうが絶対にいい!!
現在ベトナムには1万人を超える日本人がいると聞いていますが
ぼくの体感ではベトナム語を話せる日本人は1割以下です。
ほとんどの日本人が現地に住みながらほとんどベトナム語が話せません。
ベトナムに住んでいる以上必ずベトナム語に興味は持ってるはずなのです。
でも発音の敷居が高すぎてほとんどの人が挫折してしまう。
これは非常にもったいない。
発音を間違えることは恥ずかしいことじゃない
ということを忘れないで欲しいですね。
ということでどの参考書にも絶対載っていないオリジナルの発音方法を紹介します。
極力、日本語発音をそのまま使おうという試みです。
ベトナム語母音極意
母音の発音を極限まで簡単に説明しました。
難しく感じる人はSTEP1
余裕がある人はSTEP2、STEP3まで進んでください。
a STEP1 日本語の「あ」でOK
STEP2 日本語の「あ」より口を大きく開ける
ă STEP1 日本語の「あ」でOK
STEP2 aよりも短い音
â STEP1 あいまいな音の「あ」
「あ」でも「え」でも「お」でもいいので
口をだらしなく半開きにして、あいまいな音にすればOK
e STEP1 日本語の「え」でOK
STEP2 しゃくれの「え」、わらいの「え」
アントニオ猪木のモノマネをするときのしゃくれた口の形
または声を出して笑ったときの口の形で「え」
ê STEP1 日本語の「え」でOK
※最初難しく感じたら「e」と「ê」は区別しなくてOK
日本語の「え」に近いのは「ê」
i 日本語の「い」でOK
y 日本語の「い」でOK
o STEP1 日本語の「お」でOK
STEP2 Oの形で口を大きく「お」
STEP3 ベロを下に押し付ける感じで
口の中も大きくするイメージを持つ
ơ あいまいな音の「お」
「â」の発音に近い⇒口を半開きにしただらしない感じ
ô STEP1 日本語の「お」でOK
STEP2 唇を丸めて「お」 ※タコチューの「お」
日本語の「お」に一番近い
u 日本語の「う」でOK
ư 唇を横に引いて「う」
自分でいうのもあれですが
なかなかわかり易いんじゃなかなw
本にして売りたいくらいw
ベトナム語は発音の舌の位置
ベロの位置で音が変わるので
最終的には大事になってくる要素ですが
ぼくはベロの位置をほとんど無視しても
ベトナム人と普通に話すことができます。
舌の位置の説明はネットでは
「イメージとしては
舌の先端に口内炎が出来てしまっているため、痛くないように舌の先端だけ浮かせて話してる感じ。」
「舌の根元が少し盛り上がり、少し窮屈に発音」(eの発音の説明です。)
と書かれています。
こんなんわかるかw
ベロの位置をしっかり解説できる先生と巡り会うまでは
最初全無視してください。
eとêの発音など日本語の「え」で充分通じます。
もちろんその発音はベトナム人からしたら正確ではありません。
でも通じるんです。
ベトナム語発音について
それに同じベトナム人でも生まれた地方によって発音のクセがあります。
ある発音でベロを使うベトナム人、使わないベトナム人。
ベトナム人は自分の発音が常にスタンダードだと思っています。
ある人に聞いたら僕の発音は正しい。
しかし別の人に聞くと僕の発音は間違い。
これでは混乱して当然です。
舌の位置を全無視することでとりあえずは混乱せずに次のステップに進めます。
僕も発音でかなり苦労しました。
これだけ簡単ならやってみようという気になりませんか?
発音でつまずくと結果的にびびって何も話せません。
正しい口の形を作ろうとして
言葉が出てこないならそれはもはや会話ではありません。
ですので、最初は母音に対してはこのくらいの感覚でいいと確信しています。
これで音の上げ下げをしっかりすれば必ず通じます。
よく
「発音本の説明を読んでもいまだに理解できない・・」
という相談を受けます。
音を文章で説明するのにはどうしたって限界があります。
当然、僕は4年間はベトナム語を勉強しているので
舌の位置や口の形、正しい発音はある程度知っています。
しかし、例えば
実際eとêの言いわけることで困ることなんかほとんどないです。
そこは前後の文脈等で向こうが勝手に判断してくれます。
なので完璧を目指してそこに何十時間もかけないで欲しいんですよね。
とはいえ、学校でみっちり勉強できる人は
正しい発音を先生に教えてもらってください。
正しい知識、正しい発音はずっと使うことができますからね。
当然、独学よりも経験豊富なネイティブの先生に
しっかり教えてもらったほうが
上達が早いのは言うまでもありません。
ぼくはここでベトナム語を勉強し
通訳レベルまでベトナム語を上達させることができました。
ベトナム語学習に興味がある人はぜひこの記事を読んで見てください!