裏切りに対する復讐はどこまで許容されるべきか




【この記事は約 3 分で読めます】

こんにちは。ゴールデンスターHOCです。

 

動機が復讐であれ、何であれ法律に抵触すれば罪になります。

現実世界では。

ではこれが現実ならざる世界ならどうでしょう。

そして法律のない倫理のみの世界ならどうでしょう。

 

復讐は罪でしょうか。

 

裏切りに対する復讐をテーマにしたタイの18禁ホラー映画

The Promise 

を観てきました。

裏切りに対する復讐はどこまで許容されるべきなのか考えさせられました。

「the promise 映画 タイ」の画像検索結果

 

あらすじ

ベトナム語字幕で鑑賞したため間違いがあってもご了承ください。

15歳の高校生2人。2人はお互いに唯一の親友。

家が豊かということもあり2人は幸せに暮らしていました。

ところが、経済恐慌によって生活が一変。

富豪から貧困生活に転落、さらに家族との不仲等、悪い出来事が重なり2人は心中する事に。

しかし、親友が拳銃自殺した後、親友の死体を見た主人公は怖くなって逃げてしまう。

それから20年後、拳銃自殺した友人が約束を果たしにやってきます。

 

裏切りに対する復讐はどこまで許容されるべきか

主人公と親友は「何があっても一生親友」と誓いあった仲。

心中を計画するも、怖くなって先に拳銃自殺した親友を置いて逃げてしまった主人公ですが

その後、タイの経済も回復し、主人公は経済的成功を手にします。

さらに自分の生きがいである子供との幸せな暮らしも手に入れました。(旦那さんは死別してしまったようです。)

 

ここから十数年のときを経てお化けになった親友の復讐が始まります。

心情的には主人公は復讐されても文句の言えない立場。

親友より数十年長く生きられた分、親友の肩を持ちたくなります。

 

しかし、その感情にSTOPをかけるのが親子愛です。

娘のために自殺して決着をつけようとする母。

母のために自分の命を投げ出す覚悟の娘。

うーん。やっぱりこの親子には死んでほしくない。

 

物語は進み、親友のターゲットは自分が死んだ歳と同じ15歳の誕生日を迎える娘だということがわかります。

母親は親友と同じく拳銃自殺をはかるも親友の呪い?によって拳銃から弾が出ない。

親友は何としても娘の命を奪い、裏切った主人公に絶望を与えたいようです。

 

なんか切なくなります。

復讐したい気持ちはわからなくはない。

しかし、親友がとにかくしつこい。

主人公も死ぬ覚悟で拳銃の引き金を引いたんだから「もう許してやれよ」と思ってしまう。

親友は決して主人公親子を許しません。

 

親友なら許してあげなよ

いや、でも親友ならそもそも心中の約束を裏切らない?

約束を破るような奴は親友じゃないと切って捨てることもできますが

15歳の少女が「死」を前にすれば怖くなるのも理解できます。

 

複雑な思いが交錯します。

 

でも女の嫉妬って恐ろしいですね。

カッとなってチン〇ン切る人種ですからね。

男なら10年も待たずに速攻お化けになって登場しボコボコにして終わりですよ。

ぼくならお化けなんてまどろっこしいことしないでジェイソン的なモンスターに転生します。

それで大根かなんかで顔面をシバいて終わり。充分ダメージを与えられます。

 

結局

君の立場になれば君が正しい

ってことですよね。

別にどっちも間違ってない。

 

親の都合に振り回されて自殺という道を選んでしまった若さ故の過ち。

親は良くないですね。間違いなく。

 

この映画は18禁ホラー映画ですが、内容はホラー映画ではなく

親友と主人公の絆。

主人公と娘の絆。

そして裏切りと復讐の話です。

面白い脚本でした。

 

充分ネタバレしてしまいましたがラストシーンはあなたの目でお確かめください。

切ないラストです。

 

その他おすすめ映画

 

 

 

 

 

スポンサードリンク